企業家精神2024年9月号

企業家精神                                        2024年  9月1日

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

立秋を迎えると、急にそよぐ風が涼しく感じられるようになりました。もうすぐ家の前の土手には彼岸花も咲くことでしょう。猛暑や雨の降らない天候でも確実に四季の変化は見られます。目の前の変化は良く見えますが、天体の運行には少しの変化もありません。心の在り方もそうありたいものです

 

 

■学ぶ姿勢■ ≪先人から学び吸収することで、新たな記録が生まれ、大きな成果も達成できます≫

この前のパリオリンピックでは、日本人のチームは多くのメダルを獲得しました。体操競技では、岡山県出身の岡選手が3つの金メダルを獲得しました。しかも20歳の若さです。数十年前は、月面宙返りでも驚きだったのですが、難易度の高い演技の連続はまさに先人の積み上げてきた財産そのものでした

・学ぶ姿勢だけでなく、謙虚な心やチームワークの輪の力など総合的な肉体的精神的産物のようです

 

■徳積み■ ≪やるべきことを先ずしておいて、自分に取り込むことを後にして人のために行います≫

1日の時間は限られていますが、やるべきことを先ずやってしまうことで、人のため世のためのことができる時間が生まれます。やるべきことを習慣化することで手際良く短時間でこなせるようになり、時間も心の余裕もできてきます。失敗も的外れなことも少なくなり、さらに多くの良いことができるようになります

・自分勝手の生き方でなく、人は相手や周りの人を良くするために生まれたと考えてみましょう

 

■運■ ≪天は自らを守ってくれる人を守るのであり、お守りにすがる人は守ってくれません≫

運は天から降ってくることもありますし、地面から突然出てくることもあります。また待っている人には来ないで、待っていない人に突然やってくることがあります。でも大地を耕す人には豊作もありますが、怠けている人には実りはありません。毎日の地道なことの積み重ねが、結局実りや幸運をもたらすと思います

・お天道様はいつもご覧になっているものです。正しい道や行動は、素晴らしい人生をもたらします

 

■足元■ ≪背伸びして、つま先を出す人の足元はふらつきます。不安定な状態は長続きしません≫

家を建てる時に大切なのは、足元つまり地面の状態です。不安定であれば、安定するように凸凹を平らにしたりします。我が家は元々谷から集まった中洲の上に建っていますので、10m下の岩盤まで多くの杭を打ち込んでいます。お陰でシッカリと家は維持されています。定期点検も怠らないようにしましょう

・前に進むのも早歩きや遅歩き、また大股小股ではすぐに疲れてしまいます。心も平静にします

 

■対人関係■ ≪自分にとって嫌なことは相手も嫌なことなのです。まず相手の立場を考えましょう≫

人から嫌なことはされたくないものであり、自分から相手にもしないようにすれば、ドラブルは抑えられ対人関係は上手くいくと言われえています。でも、言うは易く行うは難しです。嫌なことがあった時には、すぐに怒りを顔や口に出さず、深呼吸してみましょう。数秒であっても怒りは抑えられ、冷静になれます

・最近は自分だけのことしか考えない言動を起こす人が増えていますが、まずは真似しないことです

 

■退歩■ ≪前に踏み出し進むことも難しいものですが、時を心得て一歩下がることはもっと難しい≫

行こうか行くのを止めるのか、どっちにした方が良いか迷う時があります。勇氣を振り絞って前に出ることも大変なことです。山登りなどにおいて、あと少しで頂上に到達できる時に悪天候などで踏み留まり、さらに後退し撤退することはさらに難しいことです。これができる人は、見識や分別のある人です

・異常な状態になった時に、状況判断や役割分担を的確に采配できるのはリーダーの役目です

 

■会話を活かす■ ≪否定的な言葉でなく、肯定的や前向きな言葉を発することです。「そうだね」≫

この前向きな言葉で皆さんご存じフレーズがありましたが、「そうだね」でした。カーリング女子で有名になりましたが、実は2011年のW杯のなでしこジャパンが初優勝した時に使われたものでした。「そうだね」で始まる会話で相手は否定されないことで、恐怖がなくなり聞く側も言うことに興味をもつそうです

・面白そうだね、楽しそうだね、優勝など成し遂げる時の潜在能力を発揮するヒントだったのです

 

■潜在能力を発揮させる■ ≪勝ちたいと言うのはでなく、観た人が感動する勝ち方を願うことです≫

潜在能力を最大限に高め発揮するには、脳にあるたくさんの神経核を連動することだそうです。それで潜在能力が生まれ、その力が原点になって全力投球することで発揮されます。走り幅飛び競技などで、観客に手拍子を求めそのリズムに乗ってから競技するのは、このことを知っているからですね

・見られることで、さらにレベルアップを目指す魅せたいことにつながり、感動になっていきます