企業家精神2025年1月号

企業家精神                                                2025年  1月1日

 

 

音読してみませんか?項目ごとに、◎、○、△、×と評価してみませんか?氣づきが生まれます。

新年あけましておめでとうございます。さて?なのか、はて?なのか、もう一度自分を振り返る良い時期だと思います。年が明けると迷いの多くを整理し、あるべき方向に向かって邁進する準備期間にもなります。昨年の結果を踏まえて、取捨選択しながら良い方向に向かって突き進みたいものです

 

■事前準備■ ≪最大の防御は事前準備です。多くの場合やる前から勝負は決まっているものです≫

攻撃が最大の防御と言うのは、孫子の兵法からの出典と言われます。現代語訳しますと、勝てない時には守り、勝てそうなら攻める。つまり、守りが基本で、良い機会が来ると攻めに転じるということです。守りとは、事前準備や外段取りのことだと考えます。事前準備の時に色々と仮説を立てる大切さがあります

・事前準備ができていなく、国民の眼をそらすようなことをやる某国のようになりたくありません

 

■迷いをなくす■ ≪心がぶれるとムダが多く発生します。志を正しくもつことで、迷いがなくなります≫

新年になり、この一年をどのように過ごすのかを考える良い機会です。月初と月末は、当月の反省から翌月をどうするかの軌道修正の機会になります。週末は、1週間の振り返りと翌週の計画や予定を練り直す機会です。夜は今日一日の出来事と計画との差異を確認し、翌日の行動計画の修正を行います

・毎日のように、今週今月一年間の計画を基に常に振り返りながら、当初計画より上を目指します

 

■恭寛信敏江■ ≪部下が孔子に仁について問われ、五つのことを天下に行うことを仁と答えた≫

その五つの言葉が、この五文字です。恭(うやうや)しければ、人から侮(あなど)れない。ゆったりとしておおらかであれば、民衆は慕ってやってくる。まことを似て接すれば、人から頼られる。きびきびと行動すれば、業績が上がる。恵みが深ければ、人を氣もちよく働かせることができる。少しでも近づきたいです

・これらのそれぞれの文字は、昭和時代の名前に多く用いられていました。恭子、寛治、信子、敏子

 

■工夫■ ≪言われたことだけをやっていれば楽なものです。でも仕事は面白くはないはずです≫

言われたことだけをやるのは、作業です。その作業の中に、もっと安全に、もっと楽に、もっと正確に、もっと効率よく、もっと安くできないかなど、毎日1つでもよいから考えながら小さなことにチャレンジしましょう。そうすると後工程やお客様から反応が出てきます。それをまたヒントに工夫を重ねていきましょう

・ヒントに工夫を考えながら、試行錯誤を繰り返して反応を伺うことで仕事が楽しくなっていきます

 

■成長■ ≪人間的成長がなければ、成果は本物ではありません。組織を上げて一体化しましょう≫

嘘やごまかしで作られた成果は、メッキのようにすぐにはがれてしまいます。肝心の相手の心には、届くはずがありません。お客様はいつも同じ品質を期待しています。相手の心に響き感動まで与えるのは、あなたの心の人間的成長が伴った時に現れるものと思います。そして個人から組織に広げましょう

・短期に一変するような方策ではなく、長期にわたる人財育成が最後には成果を出すと思います

 

■育成■ ≪上司は人を育てるのではなく、難しいかもしれませんが人を育てる人を育てるものです≫

人を育てる人とは、リーダーシップのある人です。人を動かす人です。リーダーは、人に慕われる人でもあり、人間的能力が自然に出てくるような人です。上司はそのような人を部下の中から育て上げて初めて上司を言えると思います。良い上司は部下を踏み台にしたり、部下の手柄を自分のものにはしません

・会社を良くしようと思えば、人の育成にかかっていると考えます。手法ではなく思想教育です

 

■楽■ ≪楽を求める人は、楽にはなれないものです。楽になるには夢に向かっていくことです≫

楽をして儲けようとする人ほど、辛く苦しんでいるようです。夢に向かっている人は、輝いて見えます。なぜなら夢に向かっていると、苦しさを成功への糧に変える力があるから、楽しく見えるのです。人は輝いている夢追い人に憧れるものです。そして、商売繁盛というお連れ様もご一緒に運んできてくれます

・問題や課題をどうとらえるかのさじ加減で、心は大きく左右されます。良い方に傾けたいものです

 

■目標■ ≪ライバル会社との勝ち負け、利益の差、それとも笑顔の溢れる会社を目指しますか?≫

笑顔の溢れる会社になれば、勝ち負けの世界から解放されると思います。笑顔を求めることで、その笑顔を求めて人はやって来ます。そして人が集まるようになってきます。いつでも笑顔でいられるように自分自身を鍛えたいものです。求める目標の在り方で、求めるものがずいぶん違ってくると思います

・目の前の利益なのかどうか?本当でやりたいことはお客様から求められることをやることでは?