からくりの重要な原理の1つである動滑車を、上手く使った作品です。
金型などの重量物を置く馬台の重量は、2基必要で1基が100㎏あります。そのためフォークリフトでの移動となり、オペレータがフォークリフトの作業者を呼びに行くムダが発生していました。
困りごととして、
1. 馬台の移動は、重量物であり2基必要であった
2. しかも別なところからフォークリフトが必要であった
3.馬台を移動しても、微調整は狭い場所なので、2人で定位置にセットしていた
解決策として、一人で重量物を簡単にしかも楽々できる動滑車を多数使った台車を考案した。
1. 力自慢ジャッキー(手押し式台車)は、前輪が三角形状になっており合計6個の車輪が設置してあり、馬台の補強部の支柱を簡単に乗り越えることができる
2. 動滑車を10個連結したので、わずか5㎏の力で持ち上げることができた。
3. 台車はアルミで軽量化し、2人から1人作業でできるようになった
動滑車は、力自慢の秘密兵器です。エレベーターもこの原理です。
時間:2分42秒